介護職の必需品は
忙しい介護職にとっては、必要なものを探す時間や取り出す手間が仕事の質を下げてしまうことにもなりかねません。まずは最低限知っておきたい、介護職の必需品を紹介します。携帯していないと自分だけではなく利用者や他の職員に迷惑がかかる場合もありますので、しっかり把握しておきましょう。
ポケットサイズのメモ帳と筆記用具
介護の仕事は自分1人で行うものではありません。常に他の職員と連携を取りながら進めていきます。日勤と夜勤の担当者間で行う引継ぎや、利用者のささいな変化を書き留めるために必要なのがメモ帳と筆記用具です。近くにある何かの裏紙などを使う人もいるようですが、後で読み返したり保管したりするためにはきちんとしたメモ帳の使用をおすすめします。筆記用具は「手軽さ」と「消えづらい」ことからノック式のボールペンが良いでしょう。黒・青・赤などの色が変えられるものだとなお便利です。まだ介護の仕事に慣れていない時期には、毎日のスケジュールや利用者の状態を把握するのも大変です。そういった時にも、自分専用のメモ帳があればいつでも見返すことができるので、仕事の効率化にも役立ちます。
衛生用品
介護の仕事では、利用者との直接的な接触は避けられません。若く健康な人であれば何の症状も出ないような弱いウィルスや細菌であっても、高齢であったり疾患を抱えている利用者にとっては大変危険です。そのため、介護職には徹底した衛生管理が求められ、一日に何度も手洗いの必要があります。ペーパータオルを用意している施設もありますが、もし無くなってしまった際に慌てないようにハンドタオルを携帯しておくと良いでしょう。暑い時に汗を拭くのにも役立ちます。
排泄介助などの際にはさらに感染予防に注意する必要があるため、マスクやエプロン、使い捨ての手袋を使用します。こちらも施設で用意している場合がありますが、必ずしもそうでないため、あらかじめ確認しておきましょう。
業務専用の携帯電話
引継ぎ時だけでなく、勤務時間中はいつも職員同士の連絡が取れる状態にしておくことが望ましいです。利用者に危険が及んでいたり、すぐに応援を呼ばなければならない状態の場合には、そこから離れるわけにもいきません。そんな時、携帯電話ならばその場ですぐに連絡を取ることができます。
ウエストポーチが活躍する
上記のように勤務中に携帯していたいグッズは多いので、ユニフォームやエプロンのポケットだけでは足りないでしょう。また、誤って落としてしまう可能性もあります。そこで活躍するのがウエストポーチです。
選ぶ際には腰にしっかり固定でき、小さな取り出し口やポケットが付いているものを選ぶと良いでしょう。ベルトの通し穴があるものならば、ずれてしまうことがなく使いやすいです。アパレルショップやホームセンター、インターネットでも手に入れることができるので、自分に合ったものを選びましょう。
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ある介護施設の職員が考案した便利グッズを紹介します。現場で直接利用者と触れ合っているからこその視点で、個々に合った介護を実践しようという思いが見えてくるものばかりです。購入するよりコスト面でもメリットがあります。