介護の仕事をよりスムーズにするアプリとは

介護にまつわるお役立ちグッズ事典

介護の現場で役立つアプリ

介護の仕事をよりスムーズに進めるための便利なアプリを紹介します。利用者の介護や自身自身のケア、もしもの場合など、さまざまな場面で役立つアプリを集めました。どのアプリも比較的扱いやすいため、是非ダウンロードしてみてください。

介護の現場で役立つアプリ

KIKUBANA

「KIKUBANA(キクバナ)」は、聴覚障害がある利用者とのコミュニケーションを支援するアプリです。高齢者の多くは難聴を患っているため、言葉によるコミュニケーションが困難になることが多々あります。言語でのコミュニケーションが困難な場合、筆談を用いる場合もありますが、筆談しながら利用者のケアにあたるとなると作業効率が悪く、意思の疎通もうまくいかないケースが多いです。 「KIKUBANA」を使えば、マイクボタンを押して話すだけで、その言葉をリアルタイムでスマホ画面に表示することができます。筆談より速く、手話がわからない人ともコミュニケーションを図れる点が魅力です。介護の現場において言語でのコミュニケーションがなかなかうまくいかない場合、取り入れてみましょう。

シフトカイゴ

「シフトカイゴ」は、メディクル株式会社が提供している介護職向けの勤務表アプリです。介護職の意見をもとにつくられており、働き方に合わせたスケジュール管理がスムーズに行えると、介護職の間で話題になっています。
特徴は、シフト入力をスタンプ感覚で簡単に行えること。また、同じシフトに入る勤務メンバーを登録できる点や、2交代、日勤のみ、夜勤など、さまざまなシフト管理に柔軟に対応している点も魅力です。介護の仕事では勤務が不規則でシフト管理が大変になりがちなので、是非活用してみましょう。

一般救護者用 災害時高齢者医療マニュアル

「一般救護者用 災害時高齢者医療マニュアル」は、災害時において、被災した高齢者のケアの指針となる電子マニュアルです。糖尿病や喘息、腎臓病などの疾患がある高齢者は、災害時に適切な医療・介護ケアを受けられない場合、命の危険にさらされる場合があります。同マニュアルは、被災地での高齢者災害時支援に役立つ、さまざまな疾患への対処法が掲載されています。
自然災害は、もはや他人事ではありません。万が一被災した場合に迅速かつスムーズにケアに取り組めるよう、アプリを事前にダウンロードしておきましょう。

ストレススキャン

最後に、介護職自身の体調管理に役立つアプリを紹介します。
「ストレススキャン」は、スマホのバックカメラに2分間指を置くだけで、心身のストレスを1〜100の数値で測定できるアプリです。フラッシュに照らされた指の色の変化で心拍を読み取り、ストレス指数を1から100の値で算出します。1に近いとリラックスした状態、100に近いとストレスを感じた状態であることを示しています。
介護職は激務が続いたり、同僚や利用者との人間関係で悩んだり、何かとストレスが溜まりやすい仕事です。どのくらいストレスがかかっているのかを把握できれば、ストレスが溜まりすぎて心身に悪影響を及ぼしてしまう、といった事態を防げるでしょう。

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