特に認知症介護の負担軽減に役立つグッズは

介護にまつわるお役立ちグッズ事典

認知症介護におすすめ

認知症の介護では、身体介助以外にも負担となるシーンが多く存在します。何度言っても理解してもらえないことがあったり、想像もしていない行動をとってしまうことがあります。そういったこと全てに24時間対応しているわけにはいきませんので、少しでもお互いが快適に過ごせるような工夫が必要です。認知症の母親を介護しているAさんの例を交えて紹介します。

認知症介護におすすめ

デジタル時計を複数利用する

Aさんは、毎日何度も繰り返される「今日は何日か、何曜日か」という質問に疲れを感じていました。そこで、視力が低下していても見やすい文字の大きなデジタル時計を設置し、それを見てもらうように促したところ日付や曜日に関する質問がなくなり、負担が軽減されたそうです。電波時計であれば日付や時間がずれてしまうことも無いので、定期的に調整する必要もありません。
このデジタル時計を、薬をポケットに入れて管理できる「お薬カレンダー」のすぐ側に設置すれば、今薬を飲まなければいけない時間だ、ということもすぐにわかります。

見守りカメラを設置する

仕事などで日常的に外出しなければならない場合や離れて暮らしている場合には、見守りカメラの設置が有効です。安否確認機能が付いたポットやペンダントなども販売されていますが、難しい設定をしなくてもカメラの映像をスマートフォンで手軽に見ることができる「スマカメ」ならば、その時の動きや音声も確認できるので安心です。

認知症の人に最適なパジャマ

自分で誤って脱いでしまったり、便を触ってしまうことのある認知症の人におすすめなのが「つなぎパジャマ」です。自分では簡単に脱ぐことができない構造になっていますが、介護しやすいようにおむつ交換用のファスナーが付いているなど様々な部分に工夫が施されています。色柄や素材も豊富なので、本人が気に入るものを何着か一緒に選ぶと良いでしょう。おしゃれに興味がある人ならば、パジャマを変えるだけで気持ちも上向きになるはずです。

介護する人もされる人も心地良く「消臭スプレー」

仕方の無いことではありますが、高齢になると特有の匂いが衣服に付いてしまうことがあります。また認知症などの影響で自分の便を触ってしまう癖がある場合には、さらに不快な匂いが染み付いてしまいます。どんな人でも、好きではない匂いが付いている衣服よりも、清潔な匂いがする衣服のほうが心地良いはずです。そこで用意しておきたいのが、消臭スプレーです。CMで見かけたりドラッグストアで購入できるような一般的な消臭スプレーよりも、もっと介護に適した「ヌーラ」という商品がおすすめです。
発売元である株式会社興和堂は、加齢臭だけでなく足や脇の匂いに悩む人へ向けたシャツや靴下も作っています。実際にAさんが母親のパジャマに「ヌーラ」をスプレーしてみたところ、驚くほど匂いが少なくなったそうです。

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ある介護施設の職員が考案した便利グッズを紹介します。現場で直接利用者と触れ合っているからこその視点で、個々に合った介護を実践しようという思いが見えてくるものばかりです。購入するよりコスト面でもメリットがあります。